レンタルサーバーは複数がいいか単体がいいか

管理するサイトが増えてくるとレンタルサーバをいろいろ使いたいと思うようになってきます。その時にいろいろできる多機能なレンタルサーバを借りるのか、複数のレンタルサーバーに分散したほうがいいのかと迷うことが出てきます。そのような時にこれまでwebを業務として 使ってきた中で感じたものをそれぞれに分けて考えていきます。

複数のサーバをもつメリット

どんな目線でレンタルサーバを選ぶかにも書きましたが、分散させる一番のメリットはSEOの効果がそれぞれで出てくるということがあげられます。
IP分散は効果が薄いという専門家 の方もいますが、少なくとも私の関係するサイトでは明らかにIP分散した後のほうが順位が上がっています。

複数のサーバーに分散をすると、仮に一つのサーバーがストップしても被害が少ないというメリットがあります。実際、私の管理する○○サーバーでは意味なくサーバーが止まってしまい、こちらから気づいて問い合わせをして 14日以内に返事をすると言われたきりのところがあります。サーバーが止まっていることを突っ込んでも最初に利用規約でサーバーが止まっててもサーバー会社は損害を補償しないというものを通常はつけているために、 お金を払ったユーザーが泣き寝入りする環境です。これらの損害を分散させる意味でも複数借りることはすごいメリットになります。

またサイトによってしたいことが異なってくると、すべてを満たすサーバーを探すと機能が盛り沢山で結局費用が高くなってしまうこともあります。その点、分散をさせるとそのサイトにあった内容を満たすサーバーを借りればいいので、コストは抑えられることがあります。

複数のサーバをもつデメリット

一番のネックは管理が面倒なことです。一つの管理画面ですべてができるわけではないので慣れるまでは大変です。少なくともメインのサーバは決めてすべてのメールはそこに集約させるなどの対策は取りたいところです。

単体のサーバをもつメリット

やはり管理が楽です。プログラムをサイトで組む場合にも文字コード等は一回知ってしまえば次からはそのサーバーを使っている以上は同じものが使えます。

単体のサーバをもつデメリット

SEOやサーバー停止のリスクがある以外にも、必要機能をすべて満たすものを探すとコストが高くなったり、データベースやFTPの設定数に限界があるのでその範囲内で考えなければならないというデメリットがあります。